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2012年2月22日 (水)

溝淵仁啓さんのギターで歌います

1年程お休みをしていたアーズローカスでの
歌の会を3月17日に再開する。

再開第一回目はピアノではなく、
初めてギター一本だけ。

昨年12月25日のモジョ・ウエストでのライブ
に出演して頂いたギタリストの溝淵仁啓(まさしと読む)
さんのギターの音色が好きになって、この人のギターで
歌ってみたいと思った。

モジョでのリハーサルの前にトロンボーンのTommyさん
と溝淵さんの演奏を法然院に聞きに出かけた。
その日の演奏はどれも素晴らしくて、日本で久し振りに
音楽と時間を過ごした、という気分に身体の隅々まで
満たされて法然院の門を出た。

それ以来、機会があればこのギタリストと一緒に
音楽の時間を過ごしたいという思いに駆られていた。

12月のライブでも一曲、聞かせて下さい愛の言葉を、を
溝淵さんのギター一本で歌ったので、ライブに来て
下さった方の中には覚えてられる方もあると思うが、
今回もあの時のように凛とした空気の中に温かく気高い
音が僕の歌を包んでくれるだろう。

僕は長い歌手生活の中でアコースチックギター一つで
歌った事がない。
従って自信もない。
ピアノとは全く違う空気の中、歌が舞い踊る場所を
見つけなければいけない。

溝淵さんとのリハーサルを初めた。

僕のよく知っている、そして何度も歌った歌が
僕が知らなかった着物を来て目の前に現れている。
そして生き生きとそこにいる。

きっと3月17日にアーズローカスに来て下さる
皆様はちょっといつもと違う僕に出会う事に
なると思う。

曲目はサンチマン、僕たちの恋が残したものは、群衆
生い立ちの歌、わたしが一番きれいだった時、椅子
など10曲ほどを予定しているが溝淵さんのソロ演奏も
勿論聞いて頂ける。

初めてのピアソラが一曲ある。
僕とは異質と一度も手を出さなかったのに
やってみる事にした。

1980年の始め、パリでのライブの終演後
一人の男性が楽屋に現れた。
アストールピアなんとかという人で
僕のコンサートが気に入って、歌を書いてみたいんだけれど
というようなことを言われた。

僕は連絡先をもらったが、忘れて連絡はせず
事実上その人の申し出を断った。

その人こそ、アストール・ピアソラで
僕はその時ピアソラを知らなかった。

人生がちょっと違う方向を向いていれば
たぶん、今頃ピアソラの遺作コンピレーション
などと題したCDの中に僕の歌も一緒に
入っていたかもしれない。
今となっては誰も知らない僕だけの秘密である。

あのときも3月だった。
溝淵さんのピアソラを一曲どうですかという提案に
長い事忘れていた突拍子もない
出来事を思い出し、嬉しくなってピアソラを
歌ってみようと思った。


3月17日(土)13時半、17時半の2回公演
場所:アーズローカス 
地図:http://arslocus.co.jp/chizu/1.html

この歌の会が終わればもうすぐ春。
鴨川が近くにあるのでもし天気がよければ
ライブの後,先に川縁を散歩されるのも
きっと気持ちのいいひと時になるだろう。


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日記」カテゴリの記事

コメント

昨日はとても感動でした。
ギターとてもあいますね!
トロンボーンのTOMMYさんの演奏も聞けて、
幸せすぎです。
マイク無しでの演奏ではワサブローさんの音で、
会場中が包まれて本当に感動しました。
息子の結婚式に出席してくれた姉が是非聞きたいというので、
一緒に聞きました。
「椅子」が大好きになったそうです。
ありがとうございました。

投稿: kiyoe | 2012年3月18日 (日) 11時49分

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