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2011年9月15日 (木)

20周年リーガロイヤルホテル京都でのディナーショー

9月28日のリーガロイヤルホテル京都での
ディナーショーが今年で20周年を迎える。

20年という年月は長くそして重くもある。

生まれた赤ん坊が20歳、成人になる、歩きもしなかった
子供が大人に成り、自分の足で,自分の意志で、
人生が始まる素晴らしい歳月でもある。

この長い20年の間リーガロイヤルホテルが
毎年ディナーショーを開催して、パリから招んで下さる
幸せを僕は頂いて来た。

世間の通例に従えば、本来ディナーショーなるものは、
日頃テレビや映画でしか
見る事のないスターを間近に見る事が出来、歌を聞き
客席まで降りて来る本人と握手も出来るという
ファンにとっては至極のまた希有な機会,時間である。

この日本特有のディナーショーという定義に則ると
僕の様な歌手はディナーショーというものからほど遠い
位置にいるように思えて仕方ない。

でも皮肉な事にこのディナーショーの定義の中の
あまり接する機会のないアーチストを見る機会という
ならば、多いに僕はそのカテゴリーに属し、日頃
見、聞く機会の少ない歌手の歌を聞くまれな
時間を過ごして頂けるのかも知れない。

その僕が20年前に今のリーガロイヤル、その当時は
京都グランドホテルの支配人から,ディナーショーの
依頼を頂き、おそるおそる,全く何の自信もなく始めて、
もう20回を迎える事に成った。
1年に一度なので20年という歳月が経った。

今年は20周年の記念のディナーショーになる。
僕は歌手生活何十年記念とかというものには全く興味がなく
自分が今まで何年歌って来たかも覚えていないし
年数を身体にまとっているだけで身体が重く感じる。

なので僕にとって年月を経たことの御祝いなど
人生の重ねた歳月の御祝いと一緒であまり
楽しく嬉しい事ではない。
でも、今回の20周年というのは少し違うだろう
と気がついた。

ただただ生きて歌って来た歳月を数えたら20年
になった、ではなくてリーガロイヤルホテル京都と言う
大きなグループ、大きな会社が一人の歌い手のために
ディナーショーを20年間に渡って開催し、
毎年、それも海外から招聘し続けて下さった。
そしてそのショーに毎年欠かさず出席して下さった
多くのファンの方々に僕はあらためて御礼を
申したい、申さねばならない。

これは御祝いをしなければならない。
御礼の御祝いである。
それで20周年記念ディナーショーと今年は名付けた。

記念と言うからには何か特別な事をしたいと思った。
僕がコスプレをやれ!という声も上がっていたが
あの華やかなリーガロイヤルホテルの春秋の間を
動物園にはしたくないと思い
ゲストをお呼びすすることにした。

誰が良いかいろいろ迷ったが
ここは京都出身、京都に縁のある方に
来て頂く事にした。
一人は若い二人のミュージシャン、ヴァイオリンと
ギターのデユオ、ジュスカグランペールと
フランス語の名前がついている。
(お爺さんになるまでという意味でその名の通り
お爺さんになるまで二人で素晴らしい演奏をしよう
と名付けたと言う)
30年、40年代ヨーロッパやアメリカで
活躍したジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリ
のデユオの様な素晴らしい演奏家で,ギターは高井博章、
ヴァイオリンはひろせまこと、僕は彼らの人柄と
一緒に彼らの音楽が大好きになり
一編何かの機会にと待っていた。

一度アーズローカスに遊びに来てくれた事があるので
運良くその日にアーズにお出でになった
方は覚えてられると思う。

僕はテレビを見ないので良くは知らないが
いまテレビのコマーシャルに彼らの音楽が流れている。
桃井かおりの出ている化粧品のコマーシャルなので
ご覧になった方もおられるだろう。
30秒しかなく彼らの名前も始めに2秒程しか
写らないので気をつけていても見過ごしてしまうが
もし興味のある方はテレビの前で粘って見て欲しい。

いま多いに売り出し中のとびきりの
お二人である。
日本国中あちこちでライブやコンサートを
しているのでもうすでに何処かで彼らの音楽に
親しみ、そしてフアンになられた方々も
きっとおられるだろう。

当日は僕と一緒にコラボをしてくれてその上に
かれらのオリジナルまで聞ける素晴らしい時間になる
と僕もわくわくしている。

もうひと方は尺八の三好芫山師匠。
芫山師匠は僕がパリの市立劇場で仕事をしていた頃、
市立劇場で初めての日本和楽器のコンサートに
出演頂いた。日本からその為にお越し下さり多いに辛口の
パリジャンの耳を釘付けにしてブラボーの
嵐が降った事を昨日のように覚えている。

初めての出会いからもう20年程が経つ。
パリが取り持ったご縁を是非今回は京都で
再会したくて、このディナーショーに
お越しいただく事になった。

芫山師匠のソロ演奏は勿論、僕とコラボもして下さる。
長い歌手生活で初めての尺八との共演である。
何を歌うのかはその日のサープライズにしておこう。

長い年月の中で色んな方と出会い、また別れもあった。
本当に長い間僕を支えて下さり、こうしてまた今年も
このディナーショーで歌える幸せを頂ける
多くの皆様に心より御礼を申します。

本当にありがとうございます。

そして9月28日にお越しいただける皆様と
一緒に楽しく20周年を祝い過ごしたいと思っている。
来年もずーっと歌えますように、
続きますようにと願いながら。


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