« 声その後 | トップページ | 春近し »

2010年2月 7日 (日)

寒いです!

昨日は京都で歌った。

ブログで書いてしまったばかりに
多くの方にご心配をおかけしたが
声帯はほとんど元に戻り
お聞き苦しいところもさほど無く
歌う事が出来た。

まずご心配をおかけした事のお詫びと
温かいお言葉を頂いた幸せへの
御礼を申し上げます。

東京でも何度かしたことがある、
<こんなフレンチシャンソンと
日本の歌知ったはりますか?>
というタイトルが付いた小さいコンサートを
京都でも機会がある毎に行っている。

このコンサートの特色は出来るだけ
シャンソンも日本語の歌も
普段聞く機会の無いものを取り上げて聞いて頂き
新しい楽曲との出会いの時間になれば
楽しいだろうと思う事で始めた。

一応こんなフレンチシャンソンとにほんの歌
と銘打っているのでシャンソンはフランス語での
シャンソンという意味で日本語でのシャンソンは
僕には興味が無い事になっている。が
この会では時折僕の恩師、菅美沙緒の日本語詩が付いている
シャンソンを取り上げて訳詞家としての先生の仕事を
知って頂く事もしている。

歌の説明やその歌の生まれた背景、
それを初めて歌った人の
ことや僕自身のその歌との出会いなどを
話しながら歌って行くというまあ言ってみれば
ある種のセミナー的な会なのだが
まだいまのところ会場のお客さんとの
やり取りとか質問らの受け答えはなされて
いないので正確には歌の会のような
ものでしかないが、今後は会場の皆さんとの
会話を挟みながら進めて行きたいと思っている。

昨日の京都は前日の天気予報に反して
朝起きてみると雪が降っていた。
ちらつくのではなく本格的に降っていた。
そして開場の時間が近づくに連れて
雪は激しくなり、僕が歌っている中也の
生い立ちの歌の23歳のときあたりの
ひどい吹雪になってしまった。

楽屋の窓から見える東山から斜めに
降りしきる雪はあっという間に
その周り中のいらかの波を白波に変えて
やがては雪国のような風景を描き出していた。

僕は<今日はきっと誰も来はらへんやろな。。。>
と思った。
事前にチケットを買ってあるコンサートでも
この雪のなか出て行く事をためらう方は多いはずなのに
当日気が向いたら来とおくれやす、というようにして
おこなっているこの会の様なものに
命がけで外に出てくる人もおられないだろうと
思っていた。

でも、開場の少し前からおいでになった人の数は
開演が近づくに連れて増えて行き
13時半の開演時には満席になっていた。

昨日のプログラムは
1)ピアフが1953年に歌った<恋のワルツ>
2)そのピアフの恋人でピアフにミロールと言う
  大ヒット曲を作ったジョルジュ・ムスタキの
  1960年代の歌<もう遅すぎる>
3)1970年代のTVドラマの主題歌として
小椋佳が佐藤春夫の詩に曲をつけて歌った
 <海辺の恋>
4)20世紀初頭のフランス人作曲家プーランク
  が書いたメロディ(日本語で歌曲という種類の歌)
  の中から<愛の小径>
  フォーレに続いてフランス歌曲への僕の2曲目の挑戦曲
5)ジャック・プレヴェールの詩に高野日出夫さんが
 詩をつけた<二匹のカタツムリ枯葉の葬式に行く>
6)同じく<子供達の歌、冬>この二曲とも
 枯葉の作曲家、ジェセフ・コスマの曲が付いている
7)菅美沙緒の日本語詩の中から
  ジルベール・ベコーの<旅芸人のバラード>
8)僕の好きな歌、ミッシェル・ルグランとエディ・マニ
  が作った<リラのワルツ>
そしてアンコールは
 僕の新しいCDの中から茨木のり子の詩に吉岡しげ美が曲を
 つけている<わたしが一番きれいだった時>

1、2曲を除いて僕も初めて歌う曲ばかりで
緊張しながらもこの会ならではのスリルを僕も楽しんだ。

大雪の中お越しいただいた大勢の皆様、
本当に嬉しく、幸せです。
おおきに、ありがとうございます!

その上にチョコレートもお花も
頂いた。僕にバインタレンディが1週間も
早く来た!

夜の部はさすがに人が少なかったけれど
吹雪の中来て下さった。

時々この会の続行もくじけそうになるけれど
昨日の事を考えるとこの歌の会は続けていこうと
力が湧いて来た。

次回は4月10日に決まった。
きっと花吹雪が舞う頃だろう。

次は皆さんと会の中でお話し出来る
ように構成してみたいと思っている。
是非来て下さいます様に!

今月は少し巴里に帰れそうだ。
僕の友人のフランス人は今日電話で
<え!京都に雪が降っている!
 雪の金閣寺、雪の東山、雪の,雪の!!
僕も見たい!お前は幸せもんやなあ!雪が無くなったら
パリに帰って来い!>と叫んでいた。

|

« 声その後 | トップページ | 春近し »

日記」カテゴリの記事

コメント

Wasaburoさま、こんばんは。
昨日は素晴らしい歌とお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

アーズローカスのホールでは、真っ白な花のような雪と一緒に、私たちの前に軽やかにふわっと舞い降りてこられたような気がしました。心配をしていたお声もすっかり治られていて、のびやかな声はいつもどうりで、安心して聞かせていただきました。

どの曲もとても素敵で、丁寧に歌っておられて、どれもこれも忘れられないものになりました。
昔から大好きな小椋佳さんの曲を歌われて、とても贅沢な気分にさせられました。初めて聞かせていただいたのに、懐かしいような~~不思議な気分です♪ 


これからも、たくさんの知らない歌や、大好きなパリの話も聞かせてください。お話が楽しくて、ライブでこんなに笑うことは今までなかったかも知れません。。。

次の花吹雪の季節を楽しみにしています。    Marie         

投稿: Marie | 2010年2月 8日 (月) 01時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 声その後 | トップページ | 春近し »