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2009年2月23日 (月)

ご無沙汰致しました

僕のブログはお正月で止まっていた。
もう二月も半ばになり北野天満宮の早咲きの梅が
ほころんでいる。
更新しなければと思いながら京都を留守にしている事も
多く、手ですくった水が指の間から流れて行く様に
日は過ぎて行く。
僕はどうもブログ人間ではないようで頻繁に
書く事が出来ない。
わざわざこういう場所で人様に読んで頂くには
よほどそれに見合う出来事や筆の妙技が伴わなければ
いけない様に考えてしまう。
今日何を食べたとか何処へ行ったとか何を買ったとか
というきわめて個人的な出来事などはよそのお宅で
家族写真を見せて頂くのと同じ様にひどく退屈な事の様に
思えて仕方がない。
でも大きな声で道行く人を止めてまで披露する様な
出来事などは普通の人間ではそう頻繁にはない。
そう考えると書く事が非常に億劫になって、
なかなか更新が出来なくなる。
あっちで歌いました、こっちで歌いましたといっても
わざわざここに書く程たいそうな事をした訳でもないので
ますます困ってしまう。
そしてこんな風に考えだすと今まで書いたものもみんな
抹消してしまいたい様な恥ずかしい気分に襲われて
よけいにどうしようもなくなってくる。
それならばもうこのワサブログは終わりにする方がいいのか
と考えるとそれでも<楽しみに読んでいるんですよ、
まだ更新なさらないんですか?>
と言って頂ける方々に勝手にやめてしまっては
失礼になるのかもと思って今日はとにかく
何かを書こうとパソコンの前に座った。
いま4月に録音する新しいアルバムの新曲を練習している。
フランス語3曲、日本語9曲の12曲の予定曲のうち
全くの新曲が8曲でその中で初めて歌う曲が5曲(
フランス語3曲、日本語2曲)ある。
僕にとって1ヶ月程で5曲を仕上げる事は大変な仕事で
いまから未知の国に旅行に出かける様な気分で落ち着かない。
歌を仕上げるという事はいわゆる覚えることではない。
覚えたものに骨も肉もつけて最後に魂をいれて
世の中に出してやるのである。
一人歩きが出来る様に。
僕と何十年もの付き合いであるかのように
振る舞ってくれる様に。
いわゆる<歌い込む>という作業なのだが、
本来歌い込みの作業は
ステージでなされるものでいくら一人で何百回練習したところで
ステージに乗せてやらなければ歌い込んだ事にはならない。
修羅場をくぐって初めて一人前になれるのは
どんな仕事も同じ事かもしれない。
新しいアルバムに初めて録音する歌がいつも一度も
ステージで歌った事がない歌であるとは限らないが
今回はそういう歌が5曲もある。
数日かかってやっと歌詞が頭に入った。
さあこれからどんな身体に作るかそして
どんな顔にして最後にどんな着物を着せるかしばらくは毎日
ともに暮らし共に生きて少しづつ形が見えてくると思う。
文字通り生かすも殺すも僕にかかっている。
乞うご期待と願いたい。
曲の内容はまた次にでもお話したいと思っている。

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